交通事故治療
交通事故治療について


交通事故による怪我をした患者様の中には、「事故当日は何ともなかったのに、後から症状が出てきた」と仰る方がたくさんいます。
怪我といっても、単に「痛い」ということだけでなく、「痺れる」「気持ちが落ち着かない」「吐き気がする」といった様々な症状が現れることもあります。
事故直後に大きな症状がなくても、後遺症が起きる前に、治療を始めるようにしましょう。
交通事故による代表的な症状

むち打ち
交通事故で首部やその周辺の打ち身・捻挫・骨折などで痛めてしまうことを「むち打ち」といいます。
むち打ちで痛めるのは関節や靭帯を包む膜 ( 関節包 ) なので、レントゲンを撮ってもこの膜が損傷しているかどうかを判断することがとても難しいので、客観的にむち打ちであるということを証明するのはとても難しい怪我です。
ムチ打ちには、痛みや痺れの他に、吐き気や目眩などの症状もあります。
痛くないからと言って、ほおっておくと気づかないうちに症状が悪化してしまう可能性もあります。

交通事故による腰痛
交通事故が原因の腰痛は、外部からの強烈な力が加わることで脊椎や骨盤がゆがんだ結果として、痛みやしびれが生じます。
交通事故後、治療をせずに放置すると、数ヶ月後~数年後に痛みが再発、つまり後遺症として症状がぶり返す可能性があります。
腰痛が治まらないと生活に支障をきたしたり、背骨が曲がってしまう原因にもなりかねません。
また、もともとヘルニアを患っていた場合は、交通事故後に悪化してしまうこともあります。
整骨院和心館の交通事故治療

その場のケアはもとより、
事故によって引き起こされる骨格のズレも修正していきます。

交通事故にあったら
警察に交通事故の届出をする

事故にあったら、まず警察に電話しましょう。警察への事故の届出をしないと、保険会社に保険金を請求する時に必要な「交通事故証明書」が発行されません。
加害者には届出の義務がありますが、加害者が届出をしないことがあります。
その場合は、必ず届けるようにしましょう。

相手の情報を収集する

警察は双方の情報を収集しますので、相手に直接聞きづらければ担当警察官に聞いても大丈夫なので相手の名前や住所、連絡先や車のナンバーや任意保険の会社名などをきちんとメモしておきましょう。

事故現場を保存する

道路で事故をした場合、車を交通の妨げにならない安全な場所に移す必要があります。
出来るだけ早い段階でブレーキ痕や現場の状況を写真などに収めておくことが大切になります。
現場の状況、ぶつかった損傷部分を様々な角度から写真にとり、どんな状況で事故が起こったのかを文章にしたり録音しておくと後々トラブルになることを防ぐことができます。
また、目撃者や事故の状況を証言してくれる人を見つけて名前と連絡先をメモしておくことも大切です。

自分の保険会社に電話をする

状況が落ち着いてきたら、自分の加入している自動車保険会社や代理店に事故に遭ったことを連絡しましょう。今後の手続きなどを教えてもらい、窓口となる担当者がつくことになります。

病院で医師の診断を受ける

事故直後は体に異常を感じなくても病院での診察を受けてください。
数日後に症状が出だすこともありますので、精密検査を受けて診断書を発行してもらうことが人身事故扱いで治療していく上でとても大切になります。
検査費用も自賠責保険から支払われるので、安心して受診されてください。

相手の保険会社の担当者に整骨院和心館に受診することを伝える

電話で保険会社の担当者に整骨院和心館に受診することを伝えて下さい。
保険会社の担当者より整骨院和心館に交通事故の治療依頼の連絡が入ります。
先に保険会社にお電話してからの来院が多いですが、土日や祝日などで保険会社がお休みの場合は先に治療に来ていただいてからお電話されても大丈夫です。

整骨院和心館に電話する(または直接来院する)

事前に電話をいただき予約しておくことをお勧めしておりますが、直接来院いただいても大丈夫です。
しっかりと状態を診察していきたいので予約をお勧めしております。
来院された後は施術の流れに沿って治療を行っていきます。

整形外科と整骨院

整形外科ではレントゲンやCT、MRIなどの精密検査を受けて診断します。少しでも痛いところや気になるところは全て伝えてください。医師による検査を受けることはとても大切です。
治療としては整形外科では、投薬と物療機器による施術が中心だと思われます。
和心館での施術は、人の手を用いた手技療法を主体とし補助的に物療機器を用いて施術を行います。
お薬は病院で処方してもらいながら、整骨院の施術で人の手による治療を受けるいう役割をわけて整形外科と平行して施術を受けられる方は多いです。
病院には病院のよいところがあるので、平行して通うことをお勧めいたします。
他の整骨院からの転院について

現在かよわれている整骨院からの変更を希望される場合は、保険会社に治療院を変更したい旨をお伝えいただく必要があります。
多くは先に保険会社にお電話していただいてからの変更になりますが、土日や祝日などで保険会社がお休みの場合は先に治療に来ていただいてからお電話されても大丈夫です。
保険会社には当院の名前と電話番号をお伝えください。
転院してくることによって法的制約や制限はありませんし、また患者さん本人にご用意いただく書類等もありません。
変更にあたり費用がかかると言うこともありませんのでご安心ください。
和心館が患者さんにとって最適な治療院になれれば幸いです。

交通事故に関する豆知識
自転車事故について


自転車事故というと簡単に治るような怪我を負うことはあっても、まさか後遺症が残ってしまうような大きな怪我は無いだろうとお考えの方が多いかも知れません。
しかし、ある日突然強い痛みが出て、そこでやっとあの時の自転車事故による衝撃によるものだと気付くという患者様もいらっしゃいます。
自然に治るのを待っているのではなく、きちんと医療機関で受診することをお勧めします。
また、自転車専用の保険もありますので、ご加入をお勧めします。
バイク事故について

バイクでの交通事故の場合、ちょっとした接触でもバイクが横転してしまい運転手が投げ出されしまうということがあります。
もともと車のように体の周りを保護するものがないので怪我の程度も、骨折を伴うことが多く最悪の場合、死亡事故に至るケースも少なくありません。
また、バイク事故の特徴としては、比較的若い方がバイクに乗って事故に遭ってしまうことが多く、一生の中で働ける期間が短くなってしまいます。
その結果として逸失利益(事故がなければ得られたであろう利益)が高額になる傾向もあります。

当て逃げされた時の治療費

当て逃げされた時起きたけがを治療する際に気になるのが費用はだれが出すのか?ということではないでしょうか。
これは状況により3つのケースが考えらます。
①加害者が見つかって加害者の保険を使う場合。
②自分が加入している保険の特約(人身傷害補償特約)を使う場合。
③自動車損害賠償保障事業の適用を受ける場合。
これは通常『政府保証事業』と呼ばれる制度で治療費、通院費などを国へ請求するという方法になります。
自賠責保険を扱う損保であればどこでも窓口として請求受付をしてくれますので諦めないでください。
ただし、この制度はいったん被害者さんご本人が治療費を立て替えて、後からまとめて請求するという流れになりますので、その点にご注意ください。
事故を起こした(加害者になった)時の治療費

基本的な流れは事故にあった時と同じで、まずは警察に連絡をしてください。
その後安全な場所に移動するなどの事故処理をし、保険会社に連絡をとります。
そして大切なことですが、加害者であってもしっかりと医療機関で診察を受診しください。
怪我の程度にもよりますが、後々症状が出てくる可能性あります。その際、治療費を全額自費で支払うのではないかと心配になると思います。
事故の相手方が自賠責保険に入っている場合は、たとえご自身の過失が大きいものであっても、相手にも過失が1%でもある場合は、ご自身の治療費なども自賠責保険から支払いを受けることが可能です。
ただし、加害者側の過失割合が10割,つまり事故の原因は100%加害者の責任であるときには、怪我を負った場合でも自賠責保険から保険金が支払われないので注意してください。
また、加害者に過失割合が7割以上ある場合には支払われる金額が一定の割合で減額されることになるのも覚えておいてください。
後遺障害について

後遺障害とは医師が「症状固定」と診断したあとに、自賠責保険の機関から後遺障害と認定されたものを言います。
後遺障害と診断される為には、医師に後遺障害診断書を書いてもらう必要があります。
その時書いてもらう診断書をどのように書いてもらえるかはとても重要です。
丁寧に書いてくれるか、適当に書くかは診断した医師次第のところもありますので、自覚症状についてはこのように書いて欲しいと、下書きを書いてお願いするのも良いかもしれません。
ちなみに後遺症とは怪我の治療をした後も、なお残ってしまった機能障害や神経症状などの症状や障害のことを言います。
後遺障害の等級とは違うものになりますのでご注意ください。